昨日のディスカッションで。
昨日、社会学の講義で各班に分かれてディスカッションが行われました。
そのディスカッションというのは「自分のことを紹介する」というものです。
「自分のことを紹介する」とは
もっと詳しく説明すると、
「自分の今までの人生で充実度がプラスだった時、マイナスだった時を把握して、相手に自分の生き方を説明する」
みたいな感じですね。
もちろん私も配布されたシートに記入して、そのとき起きた出来事や出会ったキーパーソンなどの概要を空いたスペースに書いておきました。
ディスカッション本番
そういった自分のことを掘り下げて、あらかじめ準備する作業を1コマ分とって、昨日ディスカッションを行いました。
各班4~5人。
私はその班のリーダー、話し合いを進める役割に立ちました。
1人目
最初はリーダーの私から話を始めました。
しかし、探り探りでのディスカッションなので、あまり意見の交換はありませんでした。
みんなそんなに話したことがない人というのもありました。。。
2人目
あんまり話したこと無いけど普通に仲いい、っていう関係の友達居ませんか?(笑)
そういうやつです(笑)
彼の話は、、、、
「小学生の頃、親が家を建てたんだ」
うんうん。
「その時、建設途中の様子を大工さんの休憩時間とかに見せてもらってたんだよね」
あ~、俺も見てた見てた。すごいよなぁ。
「それでさ、建物の基盤になる、床の下の格子状になってるやつあるじゃん? ワイヤーみたいなの」
あー、あるね。あるある。
「そこにコンクリ流したりすんのね。 それでさ、外側からは見えないけど、こういった細かい、見えないところにも手を凝らしていて凄いなって感じたんだよね。」
うんうん、
「だから、大工さんじゃなくても、裏方みたいな仕事をしたいって思ったんだよね」
おぉ~、そうなんだ。
……といった話を繰り広げました。
私はその話を聞いていて、今いるこの学校で学んでいるIT技術もそれに関連付けられるよなぁ、と感じたんです。
システムを作るにしても、ユーザー側は使えれば良いんですよね。もちろん。
あとはユーザーインターフェースがどんな風に使いやすいか。
とにかく外部的なものを意識しなければいけないのですが、その外部設計を作る前に、内部的な設計も大事になってきますよね。
それに似合っているのがプログラマーとかに当たると思いました。
私の場合、人前に出て話すことが好きなので、プログラミング教室の講師とかですかね。
人が見えないところでも、多くの人が携わっている。縁の下の力持ちになりたい。
そう言っているように感じました。
3人目
次に話をしてくれたのは、入学当初からたまに話している友達。
席はいつも離れているので頻繁には話しませんが、普通に仲はいいです。
彼は身体に障害を抱えているのですが、健常であるまわりのみんなと一緒に学習することで辛い時もあるけど自分を高められると言っていました。
出来ることと出来ないことはあるけど、自分なりに努力して出来ることを増やしたい。と言っていました。
とても印象に残る言葉でした。
健康的に、何不自由なく生活できている私たちは何か壁にぶつかればすぐに諦めることが出来ます。
挑戦すれば出来ることなのに。
自分もその1人です。
彼の話を聞いて、意識を変えようと思いました。
4人目
彼は、もうすぐ2年生になるというのにまだ名前も覚えてなかった人でした。
彼が人見知りという点があったといえば言い訳になりますが、あまり話す機会が無かったのです。
今回のディスカッションで話す機会が出来て、むしろ良かったと思いました。
さて、彼の話をまとめると、ずっとゲームをしていた。
ようです。
いや、ホントにそれだけみたいなんです。
だからゲーム会社に就職したい。
それイッポンで今まで貫いてきたようなんです。
私は囲碁やギターや動画編集や作詞や……趣味がいっぱいで一つのことに集中して続けるということが出来なかったんです。
良く言えば、好奇心旺盛。
悪く言えば、飽きやすい。
なので彼の生き方には憧れました。
最後に
たいして話したこともないクラスメイトたちとのディスカッション。
さらに、簡単に人には話せないようなデリケートな話題まで隠さずに話すというもの。
反応に困る場面もたまにありながらも、みんなそれぞれ相槌を打ちながらお互いの話を真剣に聞いていました。
これから本格的に就職活動が始まります。
正直言うと、自分が今何をしたいのかまだ曖昧なままなんです。
ですが、迷っていても仕方が無いので今やるべきことを一つ一つ潰して、「自分」という全体像を見極めたいです。
一体「自分」がどういった人間なのか。
何故「自分」はそれを好きなのか。
大きな枠組みの中で更に深めていくように、私自身で話し合っていきたいです。