二人になろう。
とある本の一節
「嫌われる勇気」という本を読みました。
「哲学者」と「青年」の二人の討論の会話から、アドラー心理学を紐解く本です。
続編に「幸せになる勇気」もあります。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (25件) を見る
この本の中でユダヤ教の教えが書かれてありました。
10人の人間がいたら、そのうち1人はどんなことがあってもあなたのことを批判する。そしてその10人のうち2人は互いに全てを受け入れ合える親友になれる。のこり7人はどちらでもない人だ。
というもの。
たしかに、私が見ている世界はとても狭いものです。
現に私は休日も同じ図書館へ出向き、ただ本を読んで、勉強して、夕方になると海風に当たりながら帰宅するのが習慣です。
そんなルーティンワークのような生活をしていると、なぜか自然と自分に対する批評ばかりに気が行ってしまいます。
なぜでしょう。
わかりません。
言葉というものは不思議なもので、
文書化された愚痴でも、
口頭で聞かされた愚痴でも
言葉は同じように心に突き刺さります。
その言葉が突き刺さらない人は、きっと
自分に対して諦めている人、だと私は考えます。
自分に対する批評を聞いても、何も感じない。
つまり自分という商品に対して何も感じていないのではと思うのです。
現状よりも改善しようという思いや、現状に不満を持っていること、
そういったものがなく、ただただ生きているような人だと思います。
私自身とても消極的で、すぐ追い込みます。
正直、こんな性格をしていますと疲れます。
でもどうしても変えることがなかなかできません。
しかし、考え方を意識的に変えることは出来ます。
批評されても、
自分に対してもっと改善してほしいと思ってくれているから言ってくれている。
そう思えば多少なりと気楽に生きていけます。
なんとなく。
二人になろう。
さきほど挙げた「ユダヤ教の教え」。
その中にある「二人」になるためにはどのようにしたら良いでしょうか。
それは相手を享受する事。
「自分と合わないから」
「不細工だから」
「なんか話しづらいから」
それは仕方ないです。だからこそそこを受け止めて話すしかないと思うのです。
とりあえず、「二人」になれるように、
相手の良い所から探していきましょう。
おっぱい大きいね!
顔が綺麗だね!
そういったところから始まると思いますよ。